講座紹介

生化学講座(黒柳研究室)の特色

生化学講座(黒柳研究室)では、線虫ゼブラフィッシュマウスという3種のモデル動物を用いた個体レベルでの遺伝学的解析や組織学的解析に加え、試験管内での生化学的解析、各種レポーター作製による分子生物学的解析、RNA-seq解析や長鎖シーケンシング解析を組み合わせた生物情報学的解析、タンパク質の立体構造予測や構造決定による構造生物学的解析などを組み合わせて、基礎研究疾患研究を行っています。


モデル生物
研究のキーワード
線虫
C. elegans
蛍光タンパク質によるmRNAプロセシングの生体内可視化
遺伝学的解析(トランスジェニック線虫、変異体スクリーニング、ノックダウン、ノックアウト)
遺伝子発現解析(RNA-seq、ChIP-seq、Direct RNA sequencing)
ゼブラフィッシュ
Danio rerio
Diamond-Blackfan貧血
リボソームタンパク質
翻訳
マウス
Mus musculus
タイチン遺伝子、RBM20
拡張型心筋症不整脈
RNA結合タンパク質の液-液相分離顆粒
遺伝子発現解析(RNA-seq、長鎖シーケンシング)
表現型解析(組織学的解析)


生化学講座(黒柳研究室)では、上記のさまざまな実験系の独自のマテリアルやノウハウを活かして、国内外の多くの研究室と共同研究を行っています。

医科学研究者を志す大学院生には、さまざまな生命現象を細胞や分子のレベルで解析するための基礎的トレーニングを積むことが欠かせません。私たちは、所属講座によらず、大学院生のみなさんの研究キャリアのスタートをサポートします。

学部生のみなさんへ

近年、さまざまな技術革新に伴って、生命科学は急速な発展を遂げています。医師を志すみなさんが、ヒトの体の理解、疾患の診断、病態の研究、治療薬の開発、治療薬の作用機序の理解を進めるためには、さまざまな生命現象を細胞や分子のレベルで理解することが欠かせません。

生化学講座では、医学科M3「医科学研究」およびM6「選択実習」で、研究学生を受け入れています。「医科学研究」では、希望者に対して学外の関連研究室も紹介しています。各学生は、上記のテーマや関連手技の中から、それぞれの興味に合わせて、手技の習得と将来の研究テーマに繋がるような新たな知見の探索を目指します。

新型コロナウイルス感染症予防のための緊急事態宣言の影響で、学内での居場所を見つけられていない学生も多いことと思います。生化学講座では、学年や科目に関係なく、学部生のみなさんが気軽に立ち寄ってネットワークを作れるように、勉強部屋と勉強机を用意しています。

大学院研究室ローテーション

大学院医学研究科の研究室ローテーションのための「生化学特論」として、生化学講座医化学講座先進医療創成科学講座が合同で行うジャーナルクラブを学内に公開しています。


日時:毎月第1・第3・第5火曜日 午後1時~

場所:基礎研究棟1階 実験・実習機器センターセミナー室(希望に応じてオンライン接続あり)


詳しい内容はこちらをご覧ください

参加者募集中!!

生化学講座(黒柳研究室)への参加を希望する大学院生学部学生共同研究者を常時募集しています。興味を持った方は、気軽にメールで連絡をしてください。

連絡先メールアドレス:hidehito@med.u-ryukyu.ac.jp