お知らせ

2023.07.13成果発表

先進医療創成科学講座との共同研究の成果について、プレスリリースされました

先進医療創成科学講座の山下暁朗教授今井大達助教(現生化学講座)など大学院医学研究科内の共同研究の成果について、琉球大学から「RNAの新規合成量とその翻訳量を同時に測定できる手法を考案」のタイトルでプレスリリースされました。新規リボソーム回収法新生RNA標識法を組み合わせ、RNAの転写量と翻訳量を同時に解析できる手法(nP-TRAP法)を開発しました。実際にこの手法を用い、ヒト胎児腎細胞においてストレス時に合成されるmRNAのうち特定のmRNAが積極的に翻訳されることを見いだしました。 生化学講座は、線虫やゼブラフィッシュでもこの手法が適用できることを示しました。


Hirotatsu Imai, Daisuke Utsumi, Hidetsugu Torihara, Kenzo Takahashi, Hidehito Kuroyanagi, Akio Yamashita.
Simultaneous measurement of nascent transcriptome and translatome using 4-thiouridine metabolic RNA labeling and translating ribosome affinity purification.

Nucleic Acids Research, Volume 51, Issue 14, Page e76, 2023. 

https://doi.org/10.1093/nar/gkad545