お知らせ

2023.06.28研究業績

先進医療創成科学講座との共同研究の論文が、Nucleic Acids Res誌に掲載されました

先進医療創成科学講座の山下暁朗教授今井大達助教(現生化学講座)など大学院医学研究科内の共同研究の成果について論文が、Nucleic Acids Research誌(Impact Factor 19.160) にオンライン掲載されました。新規リボソーム回収法新生RNA標識法を組み合わせ、RNAの転写量と翻訳量を同時に解析できる手法(nP-TRAP法)を開発しました。実際にこの手法を用い、ヒト胎児腎細胞においてストレス時に合成されるmRNAのうち特定のmRNAが積極的に翻訳されることを見いだしました。 生化学講座は、線虫やゼブラフィッシュでもこの手法が適用できることを示しました。


Hirotatsu Imai, Daisuke Utsumi, Hidetsugu Torihara, Kenzo Takahashi, Hidehito Kuroyanagi, Akio Yamashita.
Simultaneous measurement of nascent transcriptome and translatome using 4-thiouridine metabolic RNA labeling and translating ribosome affinity purification.

Nucleic Acids Research, Volume 51, Issue 14, Page e76, 2023. 

https://doi.org/10.1093/nar/gkad545